とある新人衆議院議員の1日。


ブログ更新もなかなか更新できずスミマセン。今日は金曜日、一週間の東京での国会活動を終え新幹線の中で反省も込めてブログの更新。


初当選以来、衆議院では厚生労働委員会、国土交通委員会そして特別委員会は科学技術推進イノベーション特別委員会と務めさせていただいています。特に厚労委員会は維新の会を代表して理事というお役の中、他党との時間調整や法案採決の可否の取りまとめなど務めさせていただいています。


 そんな中、今日は厚生労働委員会。国産新型コロナ経口薬を念頭に「薬機法」という医薬品と医療機器の法案についての審議がいよいよ採決。午前中に後藤厚労大臣へ、そして午後は岸田総理へとダブルヘッダーでの質疑をさせていただきました。


 国会関係者でないとなかなか、どんな感じで質問順位が回ってくるの?と聞かれることもしばしば。地方議会の感覚でいうと議員の数の多い与党の議員さんに質問がたくさん回ってくるのかなと思えば、衆議院はそうでもなく質疑時間の多くは野党サイドに渡されます。そのかなで、ドント方式(分かりやすくいうと人数割)で質問時間が決まります。(極端に少ない政党には野党間で時間の融通するんですけどね)

 

 ということで、415日の段階で国会質疑は13回目。与党の新人議員さんでは今日が委員会質問1回目という方もいらっしゃいました(別に悪いわけではないんです、そういうルールだから)私の隣の国民民主党さんの議員さんは隣で見ていても何回やってんだろという感じです。


 ということで、今日のスケジュール。


600 起床、朝ごはんと弁当を作る。


800 議員会館へ出発。その後、新聞等の情報収集。ここでせっかく作った弁当を忘れることに気づく。


845 厚生労働委員会 理事会


900 厚生労働委員会 薬機法に関して各党より質疑


1121ごろ 本日1回目の質疑登壇、後藤大臣ほか。


1200 厚生労働委員会 暫時休憩へ(お昼休み)


1210 議員会館にて地元高槻市の副市長さん、JR東日本の職員さんと面談

   先日、国交委員会で行ったJR東海道本線「連立立体交差化事業」について質問を行なったのでお礼と今後の打ち合わせ、また国交省へ面会に行かれるとのことで繋ぎの連絡。

府議時代からの取り組みでしたので、嬉しい限りのご訪問でした。

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1300 厚生労働委員会 再開


1420ごろ 岸田総理へ質問(本日2回目)

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1500 ごろ 「薬機法」及び立憲民主党提出法案について採決


1510ごろ 厚生労働委員会理事会を再開。翌週の日程調整


1525ごろ 議員会館の自室に戻り、地域の相談事について厚労省よりレク受け


1610ごろ 本日、委員会中に連絡があったところへ返信。LINE等にて翌週委員会の連      

      絡調整など。


1700  東京駅より地元高槻市へ向けて移動。


1941 高槻着


2000前 地元議員さんと相談&意見交換


明日は、地元で議員団会議(オンライン参加)しつつ、朝イチで徳島県へ移動。

徳島維新の会の立ち上げ記者会見の司会を務めてまいります。


だいたい毎日、委員会のある日はこんな感じです。委員会のない日は午前8時から勉強会がスタートするのがパターン。質問作成のための勉強、調整に邁進します。

家族になかなか会えない寂しさはあるものの、前回の衆議院選でご期待いただいた分しっかりと仕事をしてきます!






維新の要望が実現。ワクチン接種「努力義務」5歳〜11歳適用除外へ。

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本日(令和3年2月12日)
産経新聞に「5〜11歳「努力義務」除外 ワクチン接種 妊婦は適用」
読売新聞に「5〜11歳 無料接種 ワクチン努力義務見送り」というタイトルで記事が掲載されました。

3月初旬からは5〜11歳の子ども達へのワクチン接種がスタートする見込みです。これまで日本維新の会がこの点について、「新型コロナ対策・提言第10弾」にて政府に対して要望してきました。私にとっても先日(2月2日)に衆議院予算委員会にて、厚生労働大臣と議論させていただいたものが一つ実現することになります。その上で今般、さまざまな専門家の意見からも厚労省の専門分科会で了承された形になります。(質問の際にはアドバイスをいただいた梅村聡参議ありがとうございます)

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予算委員会でも厚労大臣に申し上げましたが、私はワクチン万能派でもワクチン反対派でもなく、しっかりとワクチン接種のメリットデメリットを接種される人が理解をした上で接種されるのが原理原則だと考えています。

予備知識として予防接種法では自治体等はワクチン接種について「接種勧奨」ということで国民に対し、ワクチンを打つことをお勧めしています。一方、国民に対してはワクチンを接種することを「努力義務」として課すのか否かが問題でした。
一定の年齢となりワクチンのメリットデメリットを理解し、判断できる年齢であれば別ですが今回の接種対象となるのは5〜11歳です。当然、ワクチンについて理解も判断もできる年齢の子ばかりではありません。

予防接種法の大きな目的は、国民の多くがワクチンを接種することによって集団免疫を得て、公衆衛生の観点から新型コロナを抑え込もうとする点が大きいことが挙げられます。一方、ワクチンを接種することによって罹患するリスクもあるが、副反応が起きるリスクもあります。親が子に対してワクチン接種を考える時、多くはまずは我が子の安全を守るためにワクチン接種するのでしょう。1人の親としても子どもにワクチン接種するならまずはその観点から接種するか否かを考えます。


池下事務所にも複数の方から心配の声をいただいていました。

今回の記事では、新型コロナウイルスワクチンは、12歳以上と同様の「臨時接種」と位置づけ「努力義務」を適用しませんでした。
その理由としては、
オミクロン株に対する効果は、期待はできるが、現時点で『ある』と断言はできない点。
子どもはコロナで重症化するケースが少なく、さらにオミクロン株は重症化リスクが低いとされる点。等な努力義務を慎重にする意見でした。

一方、「努力義務」を適用すべきとする意見は、
小児の感染者はさらに増える可能性があり、海外では重症例の報告もある点。
努力義務を適用しない場合、接種は必要ないとの印象を与えかねない点です。

いずれにしても、ワクチンは任意での接種です。自らそして周囲のことを考え、メリットデメリットを含め接種の判断をしていただければと思います。

衆議院議員 池下卓




オミクロン株の感染拡大に伴い質疑を行いました。(厚生労働委員会理事者懇談会)

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 新型コロナウイルス(オミクロン株)の感染拡大が全国で広がってきています。これを受け急遽でありますが、厚生労働委員会の理事者懇談会において異例でありますが質疑がありました。異例ということもあり、懇談会は非公開でありましたので私の質問の要約だけ記載いたします。

 今回、維新の会に与えられた時間は10分(質問、答弁含む)自民、公明、立憲、国民等各会派からの質疑でしたが、当然課題認識が重複するところもあります。当初予定していた質問は

①新型コロナウイルス(オミクロン株)感染急拡大に伴う経口薬の流通について(自民会派と同趣旨も含む)
・昨年、特例承認を受けた経口薬。感染拡大に伴い薬の必要数はどれだけなのか見積もり可能か。現在、不足しているのか。 
経口薬の供給スケジュールは。
・経口薬の在庫不足や流通が滞れば、薬を処方する医師も処方するか他の治療方法にするか判断に困る。
 経口薬の投与実績については(薬局)→(製薬会社;オンラインで報告)→厚労省→都道府県等の自治体へ情報提供の順で共有が行われる。
大阪府の担当部局と意見交換したところ、まだ大阪府への情報提供はなされていない。(特例承認されてから期間も短いので一定理解もする)
今後、都道府県も計画を立てるために、医療機関や製薬会社、国、自治体の密な連携をすべきと考えるのか如何。
  
②新型コロナ陽性者の濃厚接触者への対応について(自民会派と被る)
・医療従事者が、濃厚接触者になった場合昨年の8月13日発出の事務連絡によって、毎日PCR検査をうけ陰性であれば、たとえ濃厚接触者であっても引き続き医療に従事することができるとしている。今般のオミクロン株感染拡大を受け、再度各自治体に再通知して医療現場の崩壊や国民の生活を脅かさないよう徹底すべき。

・濃厚接触者の隔離期間の14日間について、オミクロン株はこれまでの株と異なり感染させる期間は短いと海外からも検証が出ている。
吉村知事も発信されているが、社会経済活動を維持するためにも医療従事者以外のエッセンシャルワーカーに対しても待機期間を短縮すべきと質問をさせていただきました。エッセンシャルワーカーの待機期間については私の前の自民会派からも同趣旨の質問が出ていましたが、

厚労省からの回答は、エッセンシャルワーカーには高齢者施設など介護職員も含まれている(高齢者は感染すると重症化するリスクが高いので)慎重に検討したいというもの。

    
 前段の自民会派に対しての回答から、私は厚労省に対して社会生活に最低限必要な労働をされているエッセンシャルワーカーの範囲はどこまでなのか?(鉄道職員やゴミ清掃業など)職種は多岐にわたるもの、できるところから待機期間を短縮させることで社会経済活動を維持できるようすべきではないかと問いました。
 これに対し、厚労省からの回答は(エッセンシャルワーカーの範囲を)厚労省だけで回答することはできないというものでした。

私はこのエッセンシャルワーカーの範囲というのはそもそも論ですが、ここがしっかりとしていないと議論が前に進まないと考えます。今回は厚労委員会の分野でしたので、これ以上は議論は前に進みませんでしたが、理事懇談会の翌日に大阪府を通じて吉村知事から国へ発信していただくこと、また日本維新の会国会議員団の政調会長(足立康史衆議院議員)及び厚労部会長(梅村聡参議院議員)にも情報共有し連携して進めていきたいと考えています。


③新型コロナ陽性者の退院者への対応について
1月5日に改正された対策推進本部会議の事務連絡ではワクチン接種完了者であれば、10日を経過した者であればPCR検査をせずとも退院できる。
 しかし、一方でワクチン味接種者に対しては2度のPCR検査での陰性証明が必要となり、特に自宅や宿泊療養者に対する検査は今後の急激な感染拡大下では、自治体や保健所に過度の負担をかけることになる。(オミクロン株は感染させる期間が短いというエビデンスがあるので)PCR検査での陰性確認の方法によることなく、退院等をさせることは考えられるかという旨の質問をさせていただきました。


いかんせん、質問時間が回答含めて10分という短時間ということもありまだまだ課題はあると考えていますが時間切れ。まだ国会が開会していない閉会中の議論でありました。しかし、新型コロナの感染拡大は国会やってるかどうかなんで関係ありません。しっかりと為すべきことを成すために力を尽くしてまいります。