2月定例議会の教育常任委員会では、以下の質問をさせていただきました。

・府立高校における国歌斉唱時の不起立問題
・指導力不適切教員への支援および研修問題
・中学から高校進学時の内申書のあり方について
・公立高校の入学定員のルール化について
・府立三島高校の連続火災事件の防止・生徒および保護者への対応について
・朝鮮学校への補助金支給問題

これらの点について質問しました。
様々な視点からの質問でしたが、不起立問題については多くは年配の職員。学校現場に思想を持ち込む。公務員であれば条例及び職務命令にはきっちりと従っていただきたい。本来、他国をみても国家斉唱時に起立斉唱は当たり前。このような議論を延々と続けていることのほうが異常であるといえます。

指導力不適切教員については、「指導力が不適切」と認識され校内研修を受けている教員でも生徒に授業を行っている現状を指摘。生徒の目線にたった教育をしていただきたいと言わせていただきました。

高校進学時の内申書のあり方については、学習指導要領では内申書は絶対評価(生徒の成績を評価するにあたって、他の生徒の成績を考慮にいれず、生徒本人の成績そのもので評価しようとするもの)としているにも関わらず、大阪府のみが相対評価(生徒の成績が学習集団全体のどのあたりの位置にあるかで評価しようとするもの)です。

府立学校条例が施行されれば大阪府内の学区制は撤廃になります。自由に学校が選べる反面、現在の内申書のあり方をでは中学校のレベルの差が反映されず、同じ内申書4であれば出身中学校の学力レベルが受験に反映されず入試に不均衡をもたらします。
内申書については、私が質問した後の議員先生も同様の質問をされ、陰山教育委員も現在のあり方には問題があると意見をいただきました。


公立高校の入学定員のルールかについては、教育委員会が6〜10学級が募集学級の適性範囲としているにもかかわらず、23年度定員割れをした学校に対して一部5学級を認めるという、定員割れ逃れともいわれかねない自らのルールを破ることをしていることを指摘。
しかし、行政側は「弾力的」「柔軟な」という答弁を繰り返すばかり。非常に残念な気持ちになりました。今後も注視していきます。

三島高校の連続不審火事件、再発防止と生徒および保護者さらには地域住民へのケア&説明責任を果たすように指摘。

朝鮮学校への補助金支給については学校側から3月9日に申請。本日が12日で議会での審議も十分にできず、金正日の肖像がを一ヶ月足らず外しただけで、1年分の補助金を支給問題するのか。そもそも大阪府内での支給要件は4つ。「特定の政治団体と一線を画す」など行政側いう1週間でそもそも審査できないことを指摘させていただきました。