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【ご報告】
令和2年4月23日(木)、新型コロナウイルス感染症対策のため大阪府議会臨時議会が開会されました。
このところ、府議会議員も大阪府庁には原則役所へ登庁自粛ですがコロナウイルス対策補正予算として約4153億6600万円もの税金の使い道を決める重要な議会。議会も通常の議席だけでなく、傍聴席も利用し感染対策を行いながら運営していくことになります。
写真は、通常議席だけで議会運営するところを3密を避けて、議席の間隔を空け2階の傍聴席まで使用いての運営になりました。


ということで、24日には緊急事態宣言期間中、大阪府議会議員の報酬を5割削減するという「大阪府議会議員の議員報酬の特例に関する条例の一部改正の件」(一人当たりの削減月は46万5000円)について、採決が行われました。
採決の状況は以下のとおり・・・

議案に賛成
大阪維新の会、公明党(議案を共同提案)
少数会派
自民党・共産党

議案に反対
立憲民主党、国民民主党

また、新型コロナウイルス感染症対策の感染拡大を抑制し、府民のいのちと暮らしを守り抜くための4月補正予算の総額は・・・
4,153億6,562万9千円を増額補正
(補正予算の内容は以下)
補正後の予算は、一般会計3兆701億8,812万5千円
となります。

また、第2号議案のなかでは、新型コロナウイルス感染症に関する医療及び療養に係る役務に従事する者を支援するため、
「大阪府新型コロナウイルス助け合い基金」の設置
を定めていきます。

上記の補正予算の具体的な使途は、
・集団感染の拡大防止に協力いただいた事業者に対する協力金
・新型コロナウイルスの影響により就職内定の取り消しなど、就労の機会等を失った方にに対する支援
・府職員のテレワークを促進するための経費
・劇場、演劇場、ライブハウス等の施設が文化的拠点として社会的役割を継続できるよう、運営事業者が無観客ライブ、配信事業を新たに立ち上げるための経費
・福祉施設に対し、感染拡大防止のためマスクや消毒液等の衛生用品の一括購入
・感染が疑われる児童を分離するため個室化対策を行う児童養護施設等への補助
・学習支援および発達に応じた学びの支援のための経費
・医療機関に対し、簡易陰圧装置や人口呼吸器などの医療機器等の整備、医師・看護師等の確保に要する経費
・休業要請に協力し、特に深刻な影響を被る中小企業・個人事業主に対し、府内市町村と協力し「(仮称)休業要請・経営継続支援金」や「新型コロナウイルス感染症対応資金」利用者への利子負担を実質無利子とする経費
・警察活動等でしようするマスクや消毒液などの衛生用品の購入費
・教育関係の予算ほか
になります。

ここまで、長い文章を読んでいただいた方へ、ここから裏話・・・
今回の議会で提案させていただいた議員報酬5割カット。
当初、維新府議団の幹事長から新型コロナウイルスで府民のみなさんに寄り添うためにもと提案させていただきました。当然、府議会全体の意思で行うべく公明党さんや自民党さんにもお話しをさせていただきたいと打診をしたところ、なんと自民党サイドから内々に他会派と協議をさせてもらっていたと、マスコミやSNSにリーク。事実と異なる表現で発信されました。

公明党さんは議会前の理事会終了後、共同提案でいきたいと申し入れがあり同調。自民党さんからも申し入れがあったそうですが、事実と異なることを発信されたということで共同提案はお断りすることになりました。

といいつつも、共産党さんを含め議員報酬5割削減の議案については賛成。
ところが、立憲民主党・国民民主党はこの議案になんと反対!!前議会での議員報酬3割削減にも反対に続いての反対が続いています。

いやいや、この10年間なぜ大阪府議会で議員報酬をカットしてきたのか理解されていない。議員でも家族もいれば守るものもある。けれど、太田房江府政の時まで、大阪の借金を返すための減債基金までを使い込み大阪府民に借金を膨らませてきた。

そこから、減債基金を積み戻し、大阪府の貯金である財政調整基金を積み上げるために大きな改革をお大阪府で大ナタを振っておこなってきた。痛みをともなう改革であれば、それを行う議員がまずは率先して「身を切る改革」を行なっていかなければならない。さらにこのコロナウイルスの厄災。府民が苦しんでいる時に、蚊帳の外から府議会議員がぬくぬくとしている訳にはいかんでしょう。

議会の採決の態度がその政党・議員の姿勢を表します。府民の皆さんには是非覚えておいていただきたいと思います。